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2012年6月20日 双日株式会社 |
双日、インドネシアでエビ養殖・加工事業に参入 〜拡大する世界需要に、良質なエビを供給〜 双日株式会社は、インドネシアでエビ・魚の養殖および加工を手掛ける サビンド社(PT. SABINDO RAYA GEMILANG/本社:インドネシア東カリ マンタン州、社長:Hadi Cokro)と双日・サビンド アクアカルチャー社 (PT.Sojitz Sabindo Aquaculture、以下SSA社)を設立し、エビの養殖・ 加工・販売の事業に参入します。2012年度より出荷を開始し、2014年 度には、年間650トンの出荷を目指します。 SSA 社の総事業費は約8億円程度を予定しており、養殖池を造成する ほか、ふ化場、冷凍加工工場を保有し、ふ化〜加工迄の一貫生産体制 で養殖されたエビを提供します。 養殖池は1,000ヘクタール(東京ドーム約214個分)の用地に約10ヘクタール 規模のものを90個造成し、日本のエビの輸入量の4割前後を占める大型 の「ブラックタイガー」を生産し、日本や中国を中心に輸出する予定です。 養殖池は東カリマンタン州のタテナドン地域に作ります。タテナドン地域は 台風が少なく、また月間の平均気温は年間を通じて27〜28度と安定して おり、一年を通して養殖が可能です。今回採用した「粗放」と呼ばれる 養殖方法は、通常の集約養殖と比べて、約10倍の広さの池をつくるため、 低密度での養殖となり、養殖池の疲弊を抑え、持続可能な養殖方法と なります。 また、潮の干満差を利用して池内の水を入れ替えるため、電力使用量を 抑えることができます。そして、天然のプランクトンを餌とし、合成飼料や 抗生物質・抗菌剤などを一切使用しない養殖とすることで、天然の環境に 近い状態を可能にします。 尚、「粗放」によるエビの養殖事業は、日本企業では双日が初めて手掛ける ことになります。 双日は、日本の年間輸入量40万トン(原料ベース)の約4%にあたる1万5千 トンのエビを輸入しています。世界貿易金額が最大の水産物であるエビの 需要は、中国や東南アジアを中心に世界的に拡大しており、さらに各国で 食の安全・安心への意識が高まっています。 双日は、トレーサビリティを確保できる本件一貫生産事業を初めとし、安全、 安心なエビを安定的に供給していきます。 |
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