商社ライフ  商社ライフ 転職を考える
                      


転職を考える (1)



転職を考えるに当たって転職市場一般の状況、現在勤めている会社の状況、ご自身のキャリア
の積み上げ、具体的な転職活動といった様々な側面から以下のように見てみましょう。


 1章  転職市場の現状分析
 2章  ご自身の転職環境について
 3章  転職を具体的に検討する

 
    


1章 転職市場の現状分析


 

1)転職者数の推移


 
  5人に1人は転職している!

   
@ 過去5年間の転職者は19.2%とほぼ5人に1人が転職している。
  A 過去5年間に全体で有業者、転職者ともに増加しており、特に女性の増加
   が大きい。
  商社ライフ 転職市場
      (表1.総務省のデータを基に当社にて再構成)



2)転職の年齢


  転職者は過半数が20歳代、30歳代!

   
@ 転職年齢層の第1位は25〜29歳、2位は30〜34歳、3位は35〜39歳。
    1位から3位の合計で全体の45.4%を占める。
   A 男性では60〜64歳に転職の第2のピークがある。定年後の再就職と見られる。
 B 20〜-54歳のほぼ年齢層全体で女性の転職が、男性を実数で上回っている。
    男性が上回ったのは30〜34歳層のみ(この層もほぼ同数)。


商社ライフ 転職者

    (表2.総務省のデータを基に当社にて再構成) 

 1位  2位   3位  注目



3)転職の産業間異動

 
  転職は同一産業内が多数派!


 @同一産業内での転職割合が高い。
 A専門性の高い産業(医療・福祉業、建設業、製造業)ほど同一産業内転職率
   が高い。
 B同一産業以外では転職元の産業の第1位は卸売・小売業、第2位はサービス、
  製造業。  

商社ライフ 転職市場

1位  2位   3位




 転職先がサービス業、医療・福祉業にシフト!


@転入が多い産業(実数)はサービス、医療・福祉、運輸、情報通信の順。
A転入が多い産業(割合)は医療・福祉(20.5%)、サービス(16.3%)、情報通信(12.1%)。
B転出が多い産業(実数)は卸売・小売業、飲食・宿泊業、建設業、製造業の順。
C転出が多い産業(割合)は飲食・宿泊(26.2%)、金融保険(24.2%)、建設(14.5%)。


商社ライフ 転職市場
     (表4.総務省のデータを基に当社にて再構成) 

 1位  2位   3位



4)最近の転職の理由


 
 
  転職理由の第1位は「会社の将来性が不安」!

 
  @転職理由の上位は1位「会社の将来性が不安」、2位「他にやりたい仕事
   がある」、3位「給与に不満がある」。
 A前年と比較して「倒産/リストラ/契約期間の満了」、「会社の将来性が不安」
  等、止むを得ない理由や、不安に駆られて転職する人の割合が減少。
 B 一方、「他にやりたいことがある」や「給与に不満がある(給与を増やしたい)」、
   「残業が多い/休日が少ない(残業を減らしたい)」等、現状の改善を目指す
   前向きな転職理由が増加。

商社ライフ 転職市場 
     (表5.某大手人材紹介会社作成(2010年10月〜2011年1月)有効回答数:16,914件)       
 1位  2位   3位


 

 
 転職市場の傾向: 転職市場も好転か? 


2008年6月〜2011年1月までの、転職理由の変化に着目してみると、
2008年9月のリーマンショック以降、「倒産」や「会社の将来性が不安」という
理由で転職する人の割合は増加。
ところが今回、2011年上期の調査では、そうしたネガティブな転職理由が
減少し、リーマンショック以前の状態に戻っていることがわかります。

景況感が徐々に好転する中、転職求人倍率も上昇し始め、2010年7月には
約1年半ぶりに1.0倍を超えるなど、転職市場も動き出しています。
こうした背景から、転職の機会をうかがっていた人たちが動き始めたと
考えられます。

只、3月11日の東日本大震災以降の動きについては注意する必要があります。



 

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 1章  転職市場の現状分析
 2章  ご自身の転職環境について
 3章  転職を具体的に検討する




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