商社ライフ  商社ライフ 転職を考える
                      


転職を考える (3)



転職を考えるに当たって転職市場一般の状況、現在勤めている会社の状況、ご自身のキャリア
の積み上げ、具体的な転職活動といった様々な側面から以下のように見てみましょう。


 1章  転職市場の現状分析
 2章  ご自身の転職環境について
 3章  転職を具体的に検討する

 
    


3章  転職を具体的に検討する




 < Q&A

商社ライフ 転職を考える


商社ライフ 転職を考える


又、転職時の景気動向も一つの条件にはなりますが、20代後半、
ぎりぎりでも30代前半でのキャリアチェンジは、容易ではないと
考えておいたほうが良いかもしれません。 
 
一般的に、転職をする際には「職種軸」又は「業界軸」をベースに
転職先の候補を探します。

採用側も同じ業界で同じ仕事(同業界、同職種)をしていた求職者
を即戦力の期待から最優先に選考し、その後に同職種または
同業界で働いていた求職者を業界、業種の経験者として選考を
進めていくケースが多いと思われます。

例えば、研究職からマーケティング職やマネジメント職への転職を
考えているような場合、異職種への転職になるので、可能であれば
同業界への転職をお勧めすることになります。現在の勤務先と同じ
業界にある会社であれば、同じ業界での経験をアピールすることが
可能だからです。

異業界や異職種からの他の応募者と比較しても、同じ業界での
経験が、採用側にも安心感を与え、多少のアドバンテージになると
思われます。 
 
 そして、転職活動を始めるのであれば、「なぜマーケティング職や
マネジメント職なのか」を明確にする必要があります。マーケティング
やマネジメントと一概に言っても、どちらの職種も分野が非常に幅広く、
具体的にどのような仕事をしたいのかを明確にしたいものです。

又、転職活動をしようと思ったきっかけの1つが、5年後や10年後
の自分の将来像を描けないためということであれば、職種を変える
ことによって、未来像を描くことができるかがポイントになります。 

20歳代後半で転職をするのであれば、その点も明確にしたうえで
活動を始めてください。
 
 転職をする場合は、今まで培ってきた経験、知識、人脈等多くの
財産を「捨てる」覚悟が必要です。特に大きく職種変更をする場合
には、現在の職で培ってきた大半のものを捨てて、新たに再出発
することになりまし、その時点ではスキル面でも確実にキャリアダウン
の転職となります。

更に、年齢的な問題などから決して楽な転職活動にならないことが
予想されます。
以上のことを理解した上、転職先で新たなキャリアに挑戦をしていく
という覚悟を持って決断いただければ良い結果が得られることと
思います。



Q3 

 外資系の会社に転職する場合の留意点は? 英語力はどの程度か?

 
A3 
 
一般的に受け止められている外資系企業の特徴を挙げると次の
ようになります。

1) 実力主義:実力を正当に評価し、年齢や性別は関係なく結果
(昇進や昇給)が早く出る。  女性幹部が活躍し、男女平等社会。 

2) 高い年収と長期休暇で優雅:平均年収が高く、長期休暇が
取れて、優雅なサラリーマン生活を送ることがでる。逆に、年を
とってモタモタしていると、若い人に追い抜かれ、リストラされる。

3) ドライな社風:、社員としても、個人としても、いわゆるビジネス
ライクな世界。 日系企業に見られるような、 ドロドロとしたウエット
な人間関係はない。

4) 英語によるコミュニケーション:ビジネスでは英語ができなければ、
使い物にならない。 

   以上の1)から3)は成果に対する報酬とそのシステムに伴う環境
と言う見方からすると、根本は同じなわけです。
実際には、外資は内実は決してドライではない。むしろドロドロした
面は日本企業以上と言えます。

確かに、絶対的人事権を握る上司への露骨なゴマすり、アピールを
しなければ手柄と認められず、上司に分からなければ失点とされない
企業文化は、一見すると日本企業よりもウエットだと感じる外資系
企業の社員もいると思われます。
 

一方、日本企業では人事権の所在が曖昧であり、評価の基準は
誰にも分からないというのが実情です。

人事部が一定の人事権を握っていることは事実ですが、人事部の
仕事は評価制度の枠組み作りやシステム運用の内規作りに専念
しており、人事評価をしている特定の個人の顔は見えません。

つまり社員から見ると、なんとなく勤続年数に応じて給料が上がり、
30代のどこかで幹部になる人となれない人の分岐点が訪れるという
ことになります。 

これはとても閉鎖的でウエットな世界と言えます。 

只、今後は望むと望まないに関わらず、日本企業自体もドライな
方向に進む流れにあります。 日本企業におけるウエットな部分は、
年功序列という暗黙ルールの下、終身雇用が崩れていく中で、
徐々に無くなって行くと思われます。

以上の社風の違いが自分に合うか否かが外資系企業を選ぶ際の
ポイントといえます。 
又、外資系で働く為の英語力に関しては以下のように整理できる
と思われます。
商社ライフ 転職を考える
 
 商社ライフ 転職を考える
商社ライフ 転職を考える



お問い合せはinfo@shoushalife.com までお寄せください。


 1章  転職市場の現状分析
 2章  ご自身の転職環境について
 3章  転職を具体的に検討する
 

   



ハートクオリア